マイコプラズマ肺炎

2017年01月19日

 

マイコプラズマ肺炎とは

・市中肺炎では一般的な疾患です。
どの年齢でも発症しますが、小学生から大学生に高率にみられます。

【症 状】

激しい咳、咽頭炎、鼻汁、耳痛、眼の充血、10%に肺炎を発症します。
肺外の症状としては、溶血(まれ)、皮疹、脳炎、中枢神経合併症がみられることもあります。
激しい咳のわりには、肺の聴診にて所見が軽度です。
肺の聴診所見が軽度でも、レントゲンでは、肺炎の所見がみられることもあります。

【診 断】

・残念ながら迅速診断できる信頼できる診断キットは今のところありません。
・IgMを測定する迅速反応キット(イムノカード・マイコプラズマ抗体)がありますが、信頼性にかけるとされています。
・一度の検査で特異抗体価(PA価)にて320倍以上であれば有意な上昇として、
簡易的に診断することがあります。
・培養、PCRで確定されますが、時間と費用がかかるため、症状が軽度であればあまりおこなわれません。
(検査が結果が出る頃には、治癒していることがほとんどです。)
・中和抗体価(PA価)を病初期と2週間後のペア血清の有意な上昇で診断できますが、
これも時間がかかるため、一般的な外来検査としては現実的ではありません。

【治 療】

クラリス、ジスロマック、ミノマイシン、クラビット、ジェニナックなどが使われます。
ジスロマック500mg3日間(米国では500mg1日、250mg4日間)の内服で効果が1週間持続するとされています。 小児では、10mg/kgを3日間内服します。
クラリス、ジスロマックは耐性菌が増えています。
無効な場合には他の薬剤に変更します。
小児では、通常ミノマイシンに変更しますが、効果は少し時間がかかります。
他の薬剤なら1-2週間の内服が必要です。


 


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